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【(9)背景】古明地こいし

【(9)背景】古明地こいし

【(1)ラフ画】 → 【(2)配色ラフ】 → 【(3)ペン入れ】 → 【(4)下地塗り(キャラ)】 → 【(5)下地塗り(背景)】
→ 【(6)陰影(髪と眼)】 → 【(7)陰影(服)】 → 【(8)陰影】 → 【(9)背景】


(9)背景



 背景が仕上がりましたので解説していきます。

 今回の背景は「忘れ去られた宮殿」というイメージです。
退廃して寂しい雰囲気と、清閑で寒々しい気配を感じさせ
絢爛豪華な建築美が華々しい過去の栄光を称えているかのようなイメージで描きました。

 建築物を描くときはなんといってもパースありきです。
基本のパースがとれていれば、あとは細かく描き込むだけの簡単でメンドクサイ作業です。
描き込む前にパースが正しくとれているか確認しておかないと
後々「やっぱり歪んでました」では修正が利かなくなって後の祭りです。
この作例でもパースで失敗して何度か描き直しました。

 背景では遠景・中景・近景ごとにレイヤーを分けた方が作業し易いかと思います。
遠景ほど彩度とコントラストを低くして薄く描くことによって空気遠近法の感じが表現できます。
一番遠くの柱は線を一本引くだけで、丸みを表現するようなカゲは塗っていません。
レイヤーの不透明度を下げることでも空気遠近法を簡単に表現することが出来ますが
後ろに物があると透けて見えてしまうのでなかなか使用する機会の少ない小技です。
一番遠くにある景色だったらこの方法は有効です。

 薔薇の色彩に注目すると空気遠近法がわかりやすいかもしれません。
遠くの薔薇ほど、色が周囲の色に溶けており、コントラストは低いです。

 また、系の色は寒色系の色は暖色といって色の温度が違います。
暖色系の色は進出色と呼ばれ、手前に飛び出て見えます。
一方寒色系の色は後退色と呼ばれ、奥に遠のいて見える性質があります。
この薔薇の例でも、手前の薔薇は進出色、奥の薔薇は後退色を使うことで
より効果的な遠近感の表現に挑戦しています。
ただ単に ”大きい小さい” だけが遠近法ではないのです。



 次回はいよいよ【(10)仕上げ】(最終回)です
キャラクターの小物類や全体の色彩を調整する作業に入ります。
個人的に「仕上げ」は一番ワクワクする工程だと思います。
仕上げの工程は作品の魅力を一段とアップさせたり、あるいは真逆にダイナシにさせたりする
ギャンブルのようにスリルのある工程ですので、楽しめること請け合いです。


 長いメイキング解説になりましたが、ここまでお付合い頂きありがとうございます
次回【(10)仕上げ】で最終回となりますので、何卒最後までお付合い頂けると幸いです。

本日もご覧頂きありがとうございます。




にしもん



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東方絵師100人Tシャツが完成しました!

Ts-image.jpg


どうもにしもんです( ´ω`)

▼企画の特設ページはコチラです、はじめての方はこちらからどうぞ▼

【企画】絵師100人で東日本大震災チャリティーTシャツを作ろう!


100人皆様のお力添えあって、とうとうTシャツが完成致しました!
出来上がったTシャツを見たときはもう本当に感動しました
企画当初は100人集まるんだろうか、もし集まらなかったらどうしよう…
と不安で一杯でした。しかしピクシブで募集したこの企画に沢山の応募者が募り
一ヶ月足らずで100人達成しました。
応援や励ましの言葉も頂き、私自身勇気付けられた企画でもあります。
しかしこの企画はTシャツを作って終りではありません。

このチャリティーTシャツは同人イベントを通じて東方ファンの皆様へお届けすると共に
その売上金の利益を全額、宮城県災害対策本部さまへ義援金として寄付することが真の目的です。

「デジタル蜃気楼」は4月22日に福岡の小倉で開催される東方オンリーイベント
大⑨州東方祭に出展します。
イベントでは新作グッズの他、企画Tシャツを販売いたしますので
お越しの際はスペースまで足を運んで頂けると幸いです。

企画参加者の一覧とイベントの詳細は後日発表致します!


にしもん

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【(8)陰影】古明地こいし

koishi-rafu8.jpg

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(8)陰影



 えーまず前回の続きのスカートから説明していきましょう。
衣服の質感表現ですが、一旦カゲを塗り終わった後から
「布が折れ曲がっているポイントにハイライトの線を入れる」
艶のある質感を表現することが出来ます。
本当はサテン生地を表現したかったのですが途中から諦めました(笑)
まだまだ観察が足りませんね。

 布が折れ曲がっている度合いでハイライトを使い分けています
きっちりと折れている部分は細くてハッキリしたハイライトを
ゆったりと折れている部分は太くてぼんやりしたハイライトを

使用すると一層布っぽくなります
(厚塗り向きな手法だと思います)

 ニーソックスは黒か白で迷いましたが黒にしました。
しかし黒だと周囲の色と判別が付きにくいので
主光源と違う色で逆光気味にライティングして輪郭をとりましょう。
艶も出ていい感じになったと思います。




黒い物体は何色で塗るか?白い物体には何色のカゲが出来るか?



 黒ニーソに限らず黒い物体を描くとき全般に言えることですが
黒い物体に光が当たると、その部分の色は光源の色に等しいと考えて良いです。
月光に照らされているなら青白い色に
ロウソクの灯火で照らされているなら橙色に
太陽のしたなら若干橙色を意識すると良いでしょう。

 これは面白いことに、白い物体を描くときにも似たようなことが言えます。
白い物体に光を当てると、明るい部分は当然白のままですが
カゲの色に光源の色を選択するとそれらしくなります。
もしくはその時間の空の色をカゲの色にすると良いでしょう。
つまり黄昏時に出来るカゲは概ね橙色だと言うことです。

 ここからは少し難しい話になりますが、先ほど白い物体に光が当たると
当然白に見えるというのは厳密には間違いで、実際は「環境色」に左右されます
眼に見える全ての世界には環境色が存在し、光がある限りあらゆる被写体の
もともとの色は環境色によって補正された状態で人の眼に映ります。
私の場合は光源の色を基準に環境色を考えます。
例えば夕日の絵を描くとき、白いワンピースを着た少女がいるとします。
いくら太陽が頑張って少女をガンガンに照りつけたとしても、
ワンピースが真っ白に見えることはありません。
光源の色や空気の色、反射光など様々な影響を受けた結果
ハイライトの色は概ね橙色になります。
 環境色は厚塗りだけでなくあらゆる塗り方で表現できるので
たまにpixivや同人の画集などを見ると
環境色を上手く表現されている絵描きさんを見かけますが
溜息が出るほど上手いです。

 

 ここまで描いたら後はアクセサリーや服の模様などのディテールと色調整です。
ですがその前に背景を完成させようと思います。

次回は【(9)背景】にとりかかります。


 今回の工程では解説+コツのような紹介の仕方にしました。
楽して絵が上手くなる方法なんてものは絶対に存在しませんが
これが何かのヒントになれば幸いです。




今回も読んで頂きありがとうございます


にしもん


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【(7)陰影(服)】古明地こいし



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→ 【(6)陰影(髪と眼)】 → 【(7)陰影(服)】



(7)陰影(服)



 いよいよ服を塗る作業に入っていきます。
前回の「古明地さとり」の絵に比べて、
より自然で生地の質感を感じさせる塗り方を追求しました。
 色の選択ですが、生地の本来の色は明るい黄色ですので
一号カゲから二号カゲに渡って青系の色相を選択しました。
逆に赤系の色相を選択しても構いませんが
そうすると昼間のような色彩になってしまうので
夜っぽさを表現する為には影を思い切った青に統一すると良いです。
しかし下からの光源の色は暖色系を想定していますので
光源に近いところのカゲは赤系の暗い色を選んだ方が良いでしょう。
それは最後の仕上げで調整しますので、
この工程では上記3色だけで陰影を表現しました。
参考までに使用した色を作例の左側に丸く塗りつぶしました。

 作者は上着を塗るだけでかなりの時間を使ってしまったので
今回はあまり解説することが無くて申し訳ありません。


 スペースが余りましたので「シワの描き方」について
オススメの参考書を紹介して本工程を締めくくります。

 最近巷の画材屋さんで人物の描き方などの参考書を見ると
シワの描き方を詳しく紹介する本が増えてきた気がします。
私も何冊か持っていますが最近のオススメを一冊挙げると
廣済堂出版の「写真と図説でわかる衣服のシワ上達ガイド」です。
 画力を上達させるには写真の模写が良い練習になるのですが
はじめはどうやって写真から線を抽出すれば良いのかわからず
せっかく効果的な練習なのにないがしろにしがちです。
しかしこの「シワ上達ガイド」は掲載している写真の上から
既に線がなぞられており、どのシワを意識して描けば
「らしく」見えるかが解説されいるのでオススメです。
断わっておきますが私は業者ではありません(笑)


次回は【(8)陰影(スカート)】を紹介します
最後まで読んで頂きありがとうございます。


にしもん


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【(6)陰影(髪と眼)】古明地こいし

【(7)陰影(髪と眼)】古明地こいし

上:髪の毛が全部塗り終わったところ
下:髪の毛の一号カゲだけ塗ったところ

【(7)陰影(髪と眼)】古明地こいし


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→ 【(6)陰影(髪と眼)】

(6)陰影(髪と眼)


 私は影を塗っていく前に眼と髪を塗ります。
人物の身体のパーツの中でとりわけ重要なのが眼ですので
時間をかけて丁寧に描きます。
眼を最初に描いておくことで人物の雰囲気が決定され
後々イメージを損なわずに作業することが出来ます。
眼があるのと無いのでは雰囲気が全然違うので
最後に眼を描いてしまうと、どうしても周囲にマッチせず
違和感を覚えてしまいます。

 眼の描き方は人により全然違うのですが
押並べて瞳とハイライトさえあれば眼になります。
私はもともとハイライトが大きいデザインが好きだったのですが
時代の移り変わりと共にハイライトが小さいデザインが流行ってきています。
余談ですが昔のアニメキャラはハイライトが大きかったですね。

 初心者にありがちなミスですが両目のハイライトが中央に寄ってたり
両サイドに離れてたりするのを見かけますがそれはやってはいけません。
光源の方向に向かってハイライトが出来るので
ハイライトは眼の左か右のどちらかに寄っています。


 これも余談ですが、最近の絵は「まつ毛」の必要性が薄れてきていますね。
可愛さに比重を置いた絵はまつ毛を描かない方が良いのかもしれません。
美しさとかカッコよさを表現するなら私はまつ毛が欠かせないと思います。
あまりごてごてとまつ毛をつけてしまうとケバくなりますが
毛先に色を付けてなじませるという技もあります。

 更に余談ですが、巷で見かける「前髪が眼の裏を通ってる
(口で説明しづらいですけど目のレイヤーが最全面にきてるイメージ)
っていう絵なんですが、どうなんでしょうね;^^
初めて目にした時は「やりやがったな(笑)」と笑ってましたが
眼が前髪に隠れてしまうのを防ぐ漫画的手法ですね。
そのやり方は全然悪くないのですが、自分だったらなんとか髪が眼に
かからないようにするか、かかってもそこだけ髪を半透明にします。
ここは好みの問題だと思います。


 髪の毛は眼の次にキャラを引き立たせる重要な部分です。
私はぺタっとした密閉感のある髪より
フワっとした空気感のあるヘアースタイルが好きなので
髪を描く時は束ごとの重なりや前後関係を気にしています。
この作例では髪の下地の色を明るい黄緑にした後
影の色を塗っていきました。右に写っている丸いのが今回使用した色です。

 影の色は髪本来の色より少し暗い「一号カゲ」と
一号カゲよりもっと暗い「二号カゲ」の二種類の影を使って塗るのが効率的です。
この一号と二号はもとの髪色に比べて色相を変えることで鮮やかなグラデーションを作ることができます。
ここでは明るい黄緑→少し暗い緑→暗い青の順番で色相を変化させました。

 髪の毛にツヤを出す為にもハイライトは必須ですが
この工程では一先ず省略して、一番最後の仕上げで描きたいと思います。




今回は余談の多い内容でした、絵柄というのは
時代により変わっていくものなので常に研究が必要ですね。


次回は【(7)陰影(服)】に取り掛かっていきます、
ここからが醍醐味ですので私自身精一杯やらせて頂きます。

今日も読んでくださりありがとうございます!


にしもん

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